経費の仕訳

旅費交通費・通信費・水道光熱費・広告宣伝費・支払手数料・修繕費など、日々の経費に関する仕訳をまとめた分野です。「どの勘定科目を使うか」の判断に迷ったときに役立ちます。

全11件。各ページで結論・理由・バリエーション・よくある間違いまで確認できます。

この分野の全体像

日々の営業活動で発生する費用の分野です。仕訳の形自体は「費用/現金・預金」とほぼ一定で、難しさは金額でも形でもなく「どの勘定科目を選ぶか」に集中しています。まず代表的な科目の守備範囲を覚え、次に資産と費用の境目(消耗品費と備品、修繕費と資本的支出)を押さえるのが効率的です。

押さえる順序

  • ① 代表的な費用科目を覚える:旅費交通費・通信費・水道光熱費・広告宣伝費・支払手数料など、何に使ったかで科目が決まります。
  • ② 費用か資産かの線を引く:少額で使い切るなら費用(消耗品費)、長く使う高額なものは資産(備品)です。資産にすると減価償却が必要になります。
  • ③ 支払い方法で相手科目を選ぶ:現金・預金のほか、クレジットカード払いなら未払金(負債)になります。買掛金は商品仕入れ用なので使いません。
  • ④ 決算での期間配分を知る:家賃や保険料は当期分と次期分に切り分けます。ここは債権・債務の経過勘定とつながります。

経費の仕訳一覧(全11件)

経費を練習する

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混同しやすい科目の見分け方

この分野でつまずくのは、ほとんどが「どちらの科目を使うか」の判断です。迷いやすい組み合わせをまとめました。

迷う科目もう一方見分け方
消耗品費 備品 少額で短期に使い切るものは消耗品費(費用)。おおむね10万円以上で長く使うものは備品(資産)にして減価償却する。
修繕費 資本的支出 元の状態に戻すための支出は修繕費(費用)。性能を上げたり使える年数を延ばしたりする支出は資産の取得原価に加える。
支払手数料 支払利息 振込手数料や仲介手数料などサービスの対価は支払手数料。お金を借りたことに対する対価は支払利息。
通信費 広告宣伝費 電話・郵送など連絡のための費用は通信費。宣伝目的で送るDMやチラシの費用は広告宣伝費。同じ郵送でも目的で分かれる。

よくある質問

10万円の判定は税込・税抜どちらですか?
自社が採用している経理方式で判定します。税込経理なら税込金額、税抜経理なら税抜金額です。税抜経理のほうが10万円未満に収まりやすくなります。
未使用の切手や収入印紙は決算でどうしますか?
貯蔵品(資産)に振り替えます。購入時に通信費や租税公課として費用処理していても、決算日に残っている分は翌期の費用なので資産に戻します。
家賃を前払いしたときは?
支払った時点では支払家賃(費用)で処理し、決算で次期分を前払費用(資産)に振り替えます。費用を当期分だけに切り分けるための処理です。
経費の勘定科目はどう選べばよいですか?
「何のために支払ったか」で選びます。移動なら旅費交通費、通信なら通信費というように、支出の目的に対応する科目を使い、社内で基準を統一しておくことが大切です。
経費の仕訳で最も間違えやすいのはどこですか?
費用と資産の境目です。金額が大きく長期間使うものを消耗品費にしてしまうと、本来必要な減価償却が行われず、利益が正しく計算されません。

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