現金・預金の仕訳

現金・小口現金・当座預金・普通預金など、お金の出入りに関する仕訳をまとめた分野です。現金過不足の処理、当座借越、他人振出小切手の扱いなど、簿記3級で最初に押さえたい論点を取り上げます。

全10件。各ページで結論・理由・バリエーション・よくある間違いまで確認できます。

この分野の全体像

お金そのものが動く取引を集めた分野です。仕訳の相手科目は変わっても、「現金が増えたのか減ったのか」「どの口座が動いたのか」を押さえれば形は安定します。まず現金の範囲をはっきりさせ、次に預金の種類ごとの違い、最後にズレが出たときの処理という順で見ていくと迷いません。

押さえる順序

  • ① 現金として扱う範囲を決める:通貨だけでなく、他人振出の小切手や郵便為替証書も現金です。ここを取り違えると以降の仕訳がすべてずれます。
  • ② 預金の種類ごとの動きを押さえる:普通預金と当座預金では、小切手の振り出しや残高不足時の扱いが異なります。当座借越は負債になる点が要です。
  • ③ ズレが出たときの処理を覚える:帳簿と実際有高が合わないときの現金過不足、そして決算での雑損・雑益への振り替えまでが一連の流れです。

現金・預金の仕訳一覧(全10件)

現金・預金を練習する

本番そっくりの画面で、この分野の仕訳を打って採点できます。

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混同しやすい科目の見分け方

この分野でつまずくのは、ほとんどが「どちらの科目を使うか」の判断です。迷いやすい組み合わせをまとめました。

迷う科目もう一方見分け方
現金 当座預金 手元にある通貨や他人振出の小切手は現金。銀行の当座口座に入れた時点で当座預金になる。小切手を受け取った時点では「現金」で処理する点が要注意。
当座預金 当座借越 残高の範囲内なら当座預金(資産)の減少。残高を超えて振り出した超過分は当座借越(負債)になる。決算では当座借越として負債に振り替える。
現金過不足 雑損・雑益 原因が分からない差額は、いったん現金過不足で預かる。決算まで原因が判明しなければ、そこではじめて雑損(費用)または雑益(収益)に振り替える。
小口現金 現金 日常の少額支払い用に部署へ前渡しした資金が小口現金。本社金庫の現金とは別勘定で管理し、報告を受けて補給する。

よくある質問

他人振出の小切手はなぜ現金になるのですか?
すぐに銀行へ持ち込んで換金できるためです。簿記では「ただちに支払手段として使えるもの」を現金として扱うので、通貨のほか他人が振り出した小切手、送金小切手、郵便為替証書も現金に含めます。自分が振り出した小切手は当座預金の減少になる点が違います。
現金過不足はいつまで使いますか?
原因が判明するまでです。判明したらその科目に振り替え、決算日になっても分からない残額は雑損または雑益に振り替えます。現金過不足は貸借対照表には残りません。
当座借越はどの区分に表示しますか?
負債です。当座預金がマイナス残高になっている状態なので、決算では「当座借越」または「短期借入金」として負債に振り替えて表示します。
現金・預金の仕訳はどこから覚えるべきですか?
まず「簿記でいう現金の範囲」からです。他人が振り出した小切手を現金として扱えるかどうかで、その後の仕訳の正誤が決まる場面が多いためです。
普通預金と当座預金の仕訳はどう違いますか?
基本の形は同じで、勘定科目が変わるだけです。ただし当座預金は小切手の振り出しに使われ、残高を超えた分は当座借越(負債)になるという固有の論点があります。

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