通信費を支払ったときの仕訳

切手・電話代・インターネット代などの通信費を支払ったときの仕訳を解説。収入印紙との違い、未使用切手を貯蔵品に振り替える決算処理、よくある間違いも掲載。日商簿記3級対応・無料。

結論の仕訳
借方 金額 貸方 金額
通信費 5,000 現金 5,000
ポイント

切手・電話・インターネットなどの料金は「通信費」。現金で払えば現金が減る。

なぜこの仕訳になるか

  • 通信費(費用):郵便・電話・通信にかかる費用 → 費用の発生なので借方。
  • 現金(資産):支払って現金が減る → 資産の減少なので貸方。

バリエーション

(a) 電話・ネット代を口座振替した場合

借方 金額 貸方 金額
通信費 5,000 普通預金 5,000

支払手段が変わるだけ。

(b) 決算で未使用の切手が残った場合

借方 金額 貸方 金額
貯蔵品 840 通信費 840

未使用分は「貯蔵品」に振り替えて当期費用から除く。

(c) 未使用の切手が決算日に残っていた場合

借方 金額 貸方 金額
貯蔵品 2,100 通信費 2,100

購入時に通信費として費用処理していても、決算日に残っている切手は翌期に使うもの。貯蔵品(資産)へ振り替える。翌期首に再振替する。

(d) 電話料金が翌月引き落としの場合(決算整理)

借方 金額 貸方 金額
通信費 8,000 未払費用 8,000

当期に使った通信の料金が翌期の支払いになるときは、当期の費用として未払費用を計上する。

よくある間違い

  • 収入印紙(租税公課)と混同する → 切手は通信費、収入印紙は租税公課。
  • 荷物の発送運賃を通信費にする → 商品の発送運賃は「発送費」など別科目。
  • 未使用の切手を決算でそのまま費用にしておく → 決算日に残っている分は貯蔵品(資産)に振り替える。
  • 切手を収入印紙と同じ科目にする → 切手は通信費、収入印紙は租税公課。どちらも未使用分は貯蔵品になる点だけが共通。
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よくある質問

切手は通信費でいい?
はい、郵便切手は通信費で処理します。収入印紙(租税公課)とは区別します。
電話・インターネット代は?
いずれも通信費で処理します。
未使用の切手は決算でどうする?
未使用分は「貯蔵品」という資産に振り替え、当期の費用から除きます。
切手と収入印紙は同じ科目?
違います。切手は郵便を出すためのものなので通信費、収入印紙は印紙税の納付なので租税公課です。ただしどちらも決算日に未使用で残っていれば貯蔵品に振り替える点は共通です。
インターネット回線の料金は?
通信費です。電話・郵送・回線利用料など、連絡や通信のための費用はまとめて通信費で処理します。
宅配便の送料も通信費?
違います。商品を送る運賃は発送費、仕入のための引取運賃は仕入原価に含めます。通信費は情報のやり取りにかかる費用です。

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最終更新:2026-09-27