消耗品を購入したときの仕訳(消耗品費)

文房具などの消耗品を購入したときの仕訳を、備品との違い・未使用分の決算処理(貯蔵品)まで解説。掛け購入のケース、よくある間違いも掲載。日商簿記3級対応・無料。

結論の仕訳
借方 金額 貸方 金額
消耗品費 8,000 現金 8,000
ポイント

文房具など少額で短期に使い切る物品は「消耗品費」。購入時に費用処理するのが基本。

なぜこの仕訳になるか

  • 消耗品費(費用):短期間で使う物品の購入 → 費用の発生なので借方。
  • 現金(資産):購入して現金が減る → 資産の減少なので貸方。

バリエーション

(a) 掛けで購入した場合

借方 金額 貸方 金額
消耗品費 8,000 未払金 8,000

商品仕入以外の未払いは未払金。

(b) 決算で未使用分を貯蔵品に振り替える場合

借方 金額 貸方 金額
貯蔵品 2,000 消耗品費 2,000

未使用分を資産(貯蔵品)に振り替えることがある。

(c) 未使用分が決算日に残っていた場合

借方 金額 貸方 金額
貯蔵品 3,000 消耗品費 3,000

購入時に費用処理していても、決算日に残っている分は翌期に使うもの。貯蔵品(資産)へ振り替える。

(d) 10万円以上のものを買った場合(資産計上)

借方 金額 貸方 金額
備品 150,000 普通預金 150,000

おおむね10万円以上で長く使うものは消耗品費ではなく備品(資産)。以後は減価償却の対象になる。

よくある間違い

  • 高額な物品を消耗品費にする → 10万円以上などは備品(固定資産)。
  • 「通信費」「雑費」と混同する → 文房具などは消耗品費。
  • 未使用分を費用のまま残す → 決算で貯蔵品に振り替える処理もある。
  • 10万円以上のものまで消耗品費にする → 資産に計上して減価償却する。
  • 決算日に残っている未使用分をそのまま費用にしておく → 貯蔵品に振り替える(金額が小さければ費用のままとする実務もある)。
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よくある質問

消耗品費と備品の違いは?
短期に使い切る少額の物品は消耗品費、長く使う高額な物品(目安10万円以上)は備品です。
未使用分は決算でどうする?
未使用分を「貯蔵品」という資産に振り替える処理をとることがあります。
事務用品は消耗品費でいい?
文房具などの事務用品は一般に消耗品費で処理します。
消耗品費と事務用品費は分けるべき?
会社の方針次第です。細かく分けると内訳は見やすくなりますが、科目が増えて判断に迷いやすくなります。簿記3級では消耗品費に統一して考えて問題ありません。
10万円の判定は税込・税抜どちら?
自社が採用している経理方式に合わせます。税込経理なら税込金額、税抜経理なら税抜金額で判定します。
消耗品と消耗品費はどう違う?
消耗品は資産の科目、消耗品費は費用の科目です。購入時にどちらで処理するかは会社が選び、決算で未使用分を調整して当期の費用を正しくします。

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最終更新:2026-09-27